妻がPCR検査を受けた(後日談)~請求書や諸々の話~

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妻がPCR検査を受けた(後日談)~請求書や諸々の話~

妻のPCR検査から2週間ほどが経過した。

その後の妻の経過は良く、数日で咳も熱も全くなくなり、現在に至るまで再発もしていない。クリニックの主治医も「よかったですね」といった具合だ。

結局、コロナウィルスでもなく、大きな病気でもなかったという結論で良いのだろう。

しかし、PCR検査を受けてからはコロナウィルスに対しては以前よりも慎重になった。

結論から言うと、妻は仕事をやめた。

PCR検査で多方面に「ご迷惑」

妻は都市部のターミナル駅からほど近いオフィスで派遣の仕事についていた。

派遣先の会社は大手企業のコールセンター業務を受託しており、コロナ禍によってむしろ普段よりも忙しい状況になっていた。そんな中、社内にコロナウィルス感染者が発生したかもしれないという危機に直面してとにかく右往左往していたようだ。

社内や委託元への報告に対応するためなのだろう。一度で聞けそうな事柄を、ひとつひとつ思いつく度に何度も電話で確認してきていたから、担当者の慌てぶりは明らかだった。

分からないでもない。執務フロアには委託元の社員も常駐している。この件の対応で委託元の不信を買えば、いずれは受託契約そのものを失う恐れさえないとは言えない。

派遣会社もまた同様である。

元来、派遣会社というものは一人一人の派遣スタッフとの接点は濃くない。最初に採用をして派遣先を決めてしまえば、あとはそのスタッフが毎日派遣先企業でよろしく仕事をこなし、派遣会社は派遣料の管理が主となる。

スタッフ・派遣会社・派遣先という三者関係の中で、最も接点が薄いのが派遣会社だろう。

しかし、今回のPCR検査を受けて、派遣会社も状況把握のために妻に何度も連絡をとってきた。社内での報告や、派遣先への報告のためだろう。ここで何も把握できていなければ、派遣会社の信用に関わるから彼らも必死である。

妻が症状が軽かったのできちんと全て対応したが、重症の人ではままならないケースもあるかもしれない。

ともかく、今回「PCR検査を受けるに至った」という事実だけで、妻は多方面に大きな「ご迷惑」をおかけしてしまう結果となった。

都心への通勤回避、自宅開業へ

妻はもともと自宅からオンラインで副業を行っていた。筆者の扶養からも既に外れており、いずれは自宅開業を中心に据える予定でいたが、なかなか最初から十分な収入は得られていない中で、派遣の仕事にも行っていたのだ。

しかし、このコロナ禍において都市部のターミナル駅へ通勤するリスクは無視できない。

そして過密なオフィスで発声を伴うオペレーター業務は三密のリスクも極めて高い。

更に万が一、今回の検査結果が「偽陰性」だった場合には、いずれ本格的に発症して業務の全面停止の引き金を自分が引いてしまうかもしれない。それは仮に妻の責任ではないとしても、極めて寝覚めの悪い話になるのは間違いない。

妻は退職を検討し、筆者もそれに賛成した。

誤解のないように強調したいが、これは決して会社のためにだとか、会社からの圧力があったとか、そういう話ではない。あくまでも自分達のために私達夫婦で下した決断であり、誰にでも当てはまる正解などでは全くない。むしろ、この判断は例外中の例外だろう。

ともあれ、PCR検査前後の自宅待機期間中に妻は派遣会社に相談をした。「自己都合」による退職を申し出たところ、先方はすんなり受け入れたそうだ。恐らく、先方も少しほっとしたのではないか、というのは筆者の個人的な邪推だ。

こうして妻は、100%の個人事業主として自宅で活動することになった。

世帯収入は減るが、我が妻の安全には替えられない。

そして「接触8割減」の取り組みにも大きく貢献できるし、世帯単位での感染リスクも半減できる。

少し極端かもしれないが、これも我が家のコロナ対策である。

医療センターから請求書が届く

ところで、妻のPCR検査から2週間ほどが経過したある日、医療センターから一通の請求書が届いた。

検査当日、「会計は後日郵送で…」と案内されていた件の請求書が届いたのだ。

封を開けてみると、金額は1250円であった。

厚生労働省によると都道府県が必要と判断したPCR検査について「検査自体の費用は不要」とされている。今回、妻のケースではクリニックの主治医の判断を保健所が認めて医療センターでの検査が決まっているので、まさにこの無料の対象に該当する。

それにも関わらず「会計は後日」と案内されたことについて、少し疑問に感じていたのだが、金額を見てようやく合点がいった。

PCR検査の費用は1~2万円ほどかかるというから保険適用で3割負担だとしても3000円~6000円ほどはかかるはずだ。従って今回の請求は「検査自体の費用」ではないことは間違いないだろう。

請求書の名目は「外来費」とだけ書いてあり内訳の情報が無いので断言はできないが、金額から察するに、恐らくこれは初診料や検体採取料といった通常の保険診療点数の分だけが請求されているのだろう。

なるほどね、そりゃそうだよね、などと一人で勝手に納得しながら早々にオンラインで送金を済ませた。そして、これはちょっとしたトリビアになるかもしれないと思い、本稿に書き残したのであった。

以上が、PCR検査から2週間あまりが経過した妻と我が家の後日談である。

まとまりの無い記事をお見せしたことをお詫びしつつ、これにて蛇足を終わりにしたい。

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