国内大手仮想通貨取引所「Zaif」が20日、不正アクセスにより仮想通貨約67億円分が流出したと発表しました。流出は9月14日17時~19時頃に発生し、すでに捜査当局へ被害申告済とのことです。
被害にあったのは入出金用ホットウォレットに保管してあった仮想通貨で、5966BTC。他にもMONA・BCHが流出しており、金額は確認中であることから被害額はさらに膨らむものと見られます。
巨額補償の財源は確保か
被害にあった67億円のうち45億円は顧客預かり資産に相当とのことで、Zaifとしてはこれら巨額の補償の財源にあてるため、株式会社フィスコのグループ企業と経営陣の派遣・資本提携を含む支援契約を締結したとのことです。
しかし、BTC、MONA、BCHの入出金再開については9/20現在停止されており、セキュリティーを強化したシステム構築まで時間がかかると見られ、再開の目途がたっていません。
SanDeGoへの直接的な影響はなし
SanDeGoはZaifに上場していませんので、当然直接的な影響はありません。しかしSanDeGoホルダーの方の中には、Zaifを利用しておられる方が大勢いることと思います。
ひとまず補償の財源は確保されたとのことですが、この手の対応は時間がかかりますので、その間送金ができないことに伴う機会損失は免れ得ないでしょう。
仮想通貨の取引を行っているとどうしても取引所のウォレットに預ける金額が多くなってしまう人が多いと思いますが、いつ不正アクセスによる損害に晒されるかわからない危険を常にはらんでいることを、忘れないようにしたいものですね。
(Zaifプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000012906.html)